分散剤とは・・・
分散機能を発現させる薬剤を分散剤といい、例えば、固体の粒子を1つ1つほぐして分散媒に均一に分散させ、また分散された粒子の再凝集を防止して、安定な分散状態を保持する働きをもつ薬剤のことを指します。
分散剤にも様々な分野、素材がある中で、当社ではプラスチック材料(樹脂)に特定の材料を混ぜ込むことで性能を高める際に活用できる“顔料分散剤”を取り扱っております。
通常、ポリオレフィンや他の樹脂のペレットに顔料や充填剤(以下、フィラー)を添加して混錬加工を行う場合、プラスチックと顔料/フィラーの混合と分散がスムーズに行えないケースが時折観察される事があります。この様な場合でも、当社顔料分散剤を使用することで、短時間かつ容易に、しかも効率的に混合する事が可能となります。
特に、当社の分散剤は、特殊なノニオン界面活性剤を主成分とする顔料分散剤であり、樹脂の材質を変化させることなく、効率的な分散効果を発揮します。
分散効果例(セルロースPPコンパウンド)
分散剤未使用
ムラあり
分散剤使用
ムラなし(均一分散)